モカ | 『おいケント聞いたか?』 |
タピ | 『なにを?』 |
モカ | 『猿が家を出るらしいぞ?餌係が変わるのかね』 |
タピ | 『違うよ。引っ越しするんだよ』 |
モカ | 『は?じゃあなにか?猿だけ家を出るんじゃなくて、俺もどっか行くのか?』 |
タピ | 『そうだよ。君も。僕も一緒にね。』 |
モカ | 『は?猿が高校卒業で上京するんじゃないのか。まだ高2だっけ?世間に出るには早いかね。渡る世間は鬼ばかりって言うしな。そう言えばエナリは大学決まったらしいな。』 |
タピ | 『…随分業界詳しいね。それより、エナさんは高2じゃなくて、ちゃんと会社で働いてる社会人だよ』 |
モカ | 『なぬ?ヤバイ猿語が移った。アルバイトしてるんじゃないのか?あんな童顔で?マクドのバイトで近所のガキにスマイルください!っ何度も言われてからかわれてるかと思ったぜ。スマイル0円だからなクルクル〜』 |
タピ | 『マクドって君関西出身?童顔て失礼だよ。あんなに可愛らしくて綺麗なのに』 |
モカ | 『か〜。コンコンもしもーし?この平和ボケが!か、か、可愛い?猿が?…あ〜でも。うん。確かに綺麗かも?“ハセキョーなんかよりぜんぜん可愛い!”』 |
タピ | 『それは…どこでおぼえたの?』 |
モカ | 『兄貴に決まってるやん』 |
タピ | 『やっぱり…。』 |
モカ | 『ああ。兄貴イヤ、師だね。“チーズケーキ食いたけりゃ、誉めちぎれ!”ってこの呪文を教わった。ような気がしたクルクル〜』 |
タピ | 『そんな事教えないよ。でもその言葉は確かに、聞いたことあるな〜』 |
モカ | 『お?ケント君の脳味噌復活!。覚えてるね〜。俺は聞いた事は二度と忘れないぜ!』 |
タピ | 『…。ねーモカタン。エナさんにまた、うんちフミフミしないの!って怒られるよ。忘れたの?指の間についてるし』 |
モカ | 『あ!いけねー。あとで猿がウーロン茶飲んでる時に間違えた振りして洗っとかないと。ウーロン茶ってよく落ちるよ。昨日も試したけど、ミノさんの言う通りだったぜ。クルクルニャー、クルクル〜ニャー』 |
タピ | 『…エナさん飲んでた(涙)』 |